- ながい
- I
ながい【永井】姓氏の一。IIながい【長い・永い】(1)(線状に連続しているものの)ある点からある点までの空間的な隔たりが大きい。 《長》「~・い道のり」「~・い刀」「~・い行列」(2)ある時点からある時点までの時間的な隔たりが大きい。
「人類の~・い歴史」「~・い下積みの生活」「日が~・くなる」「~・い間待たせる」「我が命も~・くもがと/日本書紀(雄略)」
(3)精神的に持続力がある。 のんびりしている。 《長》「気が~・い」⇔ 短い﹛派生﹜~さ(名)︱慣用︱ 息が~・尻が~・鼻の下が~/帯に短し襷(タスキ)に長し永い眠りにつ・く死ぬ。 永眠する。長い目で見る現状だけで判断せずに, 将来にわたって気長に見守る。「まだ若いのだから~見てやってくれ」
長い物には巻かれろ目上の者や勢力の強い相手とは争わないで, それに従った方が得策だという意。長い草鞋(ワラジ)を履(ハ)・く博徒(バクト)などがその土地にいられなくなって, 旅に出ることをいう。長き眠(ネブ)り(1)長い夜の眠り。 迷いのさめないことのたとえ。 長夜の眠り。「~のさめぬ悲しさ/新千載(釈教)」
(2)死ぬこと。 永眠すること。「~のはてぞ悲しき/続千載(雑下)」
永き日長くて暮れなずむ春の一日。 永日(エイジツ)。 日永(ヒナガ)。長き夜(ヨ)(1)秋の, 長い夜。 また, 独り寝の, 長く感じられる夜。「~を君に恋ひつつ生けらずは/万葉2282」
(2)仏教で, 人々が, 苦の世界に長く生死を繰り返すことのたとえ。III「~の心の闇のしるべせよ/続拾遺(釈教)」
ながい【長井】山形県南部の市。 近世以降, 最上川の舟運で栄えた。 草木染めの長井紬(ツムギ)を特産。 弱電気・紡織・製材業などの工場がある。IVながい【長居】長い間同じ所にいること。 訪問したその家に長時間いること。「~は無用」「思いがけず~してしまう」
~は恐(オソ)れ長居はよいことはない。「~, 旦那, 急いで汐留から船としませう/歌舞伎・宇都谷峠」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.